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婦人科とは
思春期の女性から老年期の女性まで、女性の悩みは実に様々です。性器や月経のトラブル、おりものがいつもとちょっと違うなどの悩みは家族や友人にも気軽に相談しづらいものです。相談できず、一人で悩みこんでしまうと発見が遅れがちです。
婦人科は、そんな女性の立場に立ち、悩みを改善させる科目です。主に性器や月経のトラブルを診ていますが、婦人科疾患は頭痛、腹痛、貧血など様々な不調が伴うため、女性の体をトータル的にサポートしています。
婦人科の病気
女性の体はホルモンの影響などによって年齢とともに様々な変化が見られます。その変化の過程の中で起こる気になる症状、病気などを診断・治療を行うのが婦人科です。女性のみが持つ特徴的な病気として、子宮や卵巣・卵管などの女性器の病気や更年期障害など様々なものがあります。軽い頭痛や貧血などの症状なども軽く考えず、まずはお気軽にご相談ください。早期発見早期治療こそが最大の予防策です。
主な病気について
子宮の病気
- 子宮筋腫
- 女性の3、4人に1人が持つといわれる子宮の筋肉に発生する良性の腫瘍です。がんのような悪性腫瘍とは違い、生命を脅かすことはありませんが、子宮筋腫は、できる場所や大きさによって引き起こされる痛みや月経時の血の量、妊娠・出産への影響の差に違いがありますので、一度、医師に相談されることをおすすめします。
- 子宮内膜炎
- 子宮内膜は月経周期に伴ってはがれ落ちては再生されますが、子宮内膜がはがれ落ちる時期は抵抗力が落ち、細菌などに感染しやすくなります。子宮内膜炎を引き起こす原因菌として、大腸菌、ブドウ球菌、連鎖球菌、淋病などの細菌やクラミジアなどがあげられます。
- 子宮内膜症
- 子宮内膜炎でも説明しましたが、子宮内膜は周期的にはがれ落ち、再生されます。しかし、この子宮内膜が子宮の内側以外にでき、そこで生理のたびに出血と癒着を繰り返すことがあります。子宮以外の場所には膣のような出口がなく、通常のようにはがれ落ちることがなく、癒着がひどくなり、就労就学などの日常生活にも影響を及ぼすことがあります。
- 子宮膣部びらん
- びらんとはただれを意味しますが、実際に子宮膣部がただれているということではありません。粘膜が赤く変化してただれているように見えることから呼ばれています。子宮膣部びらんは病気ではなく、一種の生理的変化といえます。
しかし、このびらんがあると、感染症を引き起こりやすくなります。子宮膣部びらんが起きる原因は、卵胞ホルモン(エストロゲン)が深く関わっているとみられています。そのため、月経のある女性の60%~70%には、子宮膣部びらんがあるといわれています。 - 子宮がん
- 子宮がんは女性特有のがんで最も多いがんです。子宮がんは、子宮頸部がんと子宮体部がんがあります。子宮は独立した器官ですので、子宮がんは早期に発見すれば、完治する可能性がとても高い病気です。子宮がんの疑い(性器からの出血、月経以外の出血、異臭のするおりものがあるなど)がみられる場合は早めに検査を受けましょう。
卵巣・卵管の病気
- 卵巣腫瘍
- 卵巣腫瘍とは、文字通り卵巣にできる腫瘍のことです。卵巣は手の親指くらいの大きさの臓器で、左右にひとつずつあります。卵巣は活発に細胞分裂を繰り返している場所であると同時に最も腫瘍ができやすい臓器なのですが、肝臓と同様、沈黙の臓器といわれることもあり、初期段階では自覚症状がないことが多く、症状が現れる頃には、ある程度の大きさに成長していることが多いです。
卵巣腫瘍には、良性(卵巣のう腫)、悪性(卵巣がん)とその中間の境界悪性腫瘍があります。その種類は20種類以上といわれ、悪性のものはその中のおよそ1割程度と言われています。自覚症状がないということはそれだけ発見が遅れてしまうことになりますので、定期的な受診をおすすめします。 - 卵巣機能不全
- 卵巣が分泌するホルモンバランスの乱れから、月経周期の異常や排卵障害が引き起こされている状態をいいます。卵巣機能不全は卵巣の発育不全や形成不全、下垂体や甲状腺の病気、薬の副作用などによっても起こりますが、頻度は稀で、多くの場合の原因はストレスが多いです。月経が止まったらホルモン補充療法で回復を促します。
- 卵管炎
- 卵管は女性の性器の中でも炎症を起こしやすい器官です。卵管に細菌などが感染して起こる炎症が卵管炎です。膣から始まった感染による炎症が、膣から子宮頸管炎へ、子宮内膜炎へと連続的に及び、卵管にまで達して起こることが多い疾患です。
また、周囲臓器の感染が卵管に及んで卵管炎が起こる場合もあります。いずれの場合も卵管のみが感染しているということはあまりなく、卵管のそばにある卵巣や骨盤腹膜にも感染が及ぶことが多く、その場合は子宮付属器炎と呼びます。 - 卵巣のう腫
- 卵巣のう腫とは卵巣に液状成分が溜まって腫れている状態のことをいいます。卵巣は多種多様の腫瘍があるのですが、悪性の腫瘍はほとんどありません。卵巣腫瘍には良性と悪性がありますが、卵巣のう腫には漿水性、粘液性ののう胞腺腫をまとめたものをいい、良性腫瘍に属します。
- 卵巣がん
- 卵巣にできる悪性のがんで以前は40~50代の女性が多かったのですが、最近では20代の女性にも多く見られるようになりました。症状としては下腹部が張ったり、おなかが膨れたり、トイレが近いといった自覚症状が出ます。わが国の発症率は欧米人の3分の1といわれていますが、日本女性の急速な発症率の増加が注目視されています。この卵巣がんには原発性のものと胃がんや乳がんなどから転移して起こる転移性があります。
外陰の病気
- 外陰炎
- 女性の外陰部(大陰部、小陰部、クリトリス、膣前庭、処女膜など)の腫れ、痒み、痛みなどの症状があります。主な治療法としては、患部を診て、炎症の原因を判定します。感染症の場合には、検査で原因菌の特定を行い、それに対する薬の塗布や服用を行います。おりものの症状がある場合には、その原因となる膣炎の治療も同時に行います。
- 外陰掻痒症
- 外陰掻痒症とは簡単に言うと、外陰部の痒みのことをいいます。入浴などで体が温まった場合などに陰部が痒くなります。時には頭から離れない程、痒くなることもあります。外陰部は分泌腺が多い上に、膣からのおりものや尿、便にさらされているため、単なる湿りや炎症、神経などによって痒みが起こりやすいです。
- 外陰潰瘍
- 外陰部に痛みを伴う潰瘍ができ、多くは発熱を伴います。潰瘍は小陰唇や会陰に発生することが多く、膣の中や子宮頸部にできることもあります。進行すれば下着に触れただけでも激しい痛みを伴います。何らかの原因で外陰部にしこりができる疾患で、大陰唇や小陰唇などに丸いしこりが1個から数個発生します。
女性検診
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